2017年11月9日木曜日

歯学部選び 全国歯科学生の指導立場から 東京デンタルスクール



歯学部選び 全国歯科学生の指導立場から 東京デンタルスクール

歯学部受験、歯科学生1年~6年生、国試浪人生の進級、
CBT、歯科医師国家試験対策のマンツーマン個別指導
東京デンタルスクール 塾長の岡田です。

理系職種の中でも歯学部、医学部、薬学部、獣医学部
は中でも人気学部です。

特に医学部では倍率80倍を越える大学もあり、
目標とする大学の入学が難しいという声も様々な場所で聞こえます。

歯学部や薬学部受験は人気の職業でありながら
入学に際して努力が報われて入学出来る可能性が高く、注目を浴びています。

また、歯学部人気は一時は様々なメディアの影響もあり、
入学倍率は低迷しましたが、現在は人気は戻り、人気学部となっています。

歯学部だけにとどまらず、医歯薬獣医師国家試験は年々
難関化が進み、大学では多数の留年者もみられています。

しかし、一方で学部や仕事に対する仕事の価値、魅力は
様々な場所で高まっていると日々教育現場の身で感じます。

歯学部を選ぶ場合はどのような基準が考えられるでしょうか。

・保護者様の出身校
・立地条件
・歯学部の伝統や校風
・教育システム
・臨床教育システム など

様々な影響がありますが、中でも歯科医師国家試験合格率
に関しては重要な因子の一つです。

しかし、歯科医師国家試験合格率には様々な影響因子が存在します。

例えば6年生に対し、

A校 100名在学 50名卒業 25名合格 (合格率30/50) 合格率 50%
B校 100名在学 30名卒業 15名合格(合格率20/40)  合格率 50%

合格率だけをみますと同じ数値ですが、歯科医師国家試験の
合格者数は異なります。

このように現在は卒業試験を突破することが出来ないが学生が
増加し、私立歯学部では約半数が50%の合格率を下回っています。

すると、在学人数あたりの合格者数をみれば
正確に出るのかといえば必ずしもそのようでなくなって参りました。

例えば、夏以前に留年が決まった場合などには
上記の数日入っていない場合もあります。

また、近年では

①低学年からの多数の留年
②成績不良者の卒業

という問題点も上がっております。
例えば、先ほどのように6年生の合格率の場合には
いわゆる面倒見の良い大学は6年生の滞留期間が長く、
合格の見込みが低い学生が多く残ることとなります。

一方で、国家試験後に卒業試験を出して(卒業させて)しまえば
現役生あたりの合格率は高い数値を出すことが可能になります。

このように現在では、歯科医師国家試験合格率では
歯学部の特徴や特色などは図りにくい時代になっています。

近年では受験科目に生物、化学履修がなく、2年次で授業に
ついていくことが出来ず、多数の留年者もみられます。

重要なことは、自分の学習の特徴に合わせた
歯学部選び、受験もその一つです。

歯学部選びには正解はありません。

入試の難易度
低学年の進級の難易度
CBT、国家試験対策の充実度
高学年の進級の難易度

院内実習の充実度
卒業試験の難易度

歯科医師国家試験の合格率
卒業後の大学との関係(同窓会、面倒見の良さ)

上記についてしっかりと考えて入学することが重要です。

合わせて、大学生活に不満があり、成績以外で
大学を去る学生がいることも事実です。

混沌とする社会情勢の中、資格取得後はしっかりと
自分の分野で働くことが出来る歯科医師・医師、薬剤師、獣医師
の人気はますます高まっていくと予想されます。

1.学部入学前のしっかりとした大学を意識した学習
2.大学での十分な学習
3.上記学習が難しい場合の対応(知人による指導や塾を利用した進級指導)
4.留年、放校の可能性があることを踏まえた覚悟と入学

上記が伴って初めて、医療系学部の入学と国家試験取得が可能になります。

皆様の合格、資格取得を心よりお祈りしております。

東京デンタルスクール
http://www.dentist-school.com/
代表 岡田優一郎 歯科医師
日本大学松戸歯学部卒業 学部長賞 受賞
一般社団法人 医歯薬獣医総合教育機構 理事長
日本アンチエイジング歯科学会 理事