2017年5月21日日曜日

歯学教育 解剖学、悪性腫瘍(ウイルス)、歯石、歯科用実体顕微鏡

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5月も終わりです。そろそろ中間テストや
第1回目の卒業試験が始まる頃ではないでしょうか。
早め、早めの対策を。

1.臓器と属する系との組合せで正しいのはどれか。すべて選べ。(組織学)

a 口 腔────消化器系
b 鼻 腔────呼吸器系
c 腎 臓────泌尿器系
d 甲状腺───-内分泌系
e 口蓋扁桃──-リンパ系

解答:a,b,c,d,e

解説:組織学から臓器についての出題です。分類も試験頻出です。

~臓器~
消化器系:口腔・胃・小腸など
内分泌系:甲状腺・上皮小体・副腎皮質・精巣・卵巣など
呼吸器系:鼻腔・気管・肺
リンパ系:胸腺・口蓋扁桃・舌扁桃・咽頭扁桃
泌尿器系:腎臓・膀胱・尿道

2.悪性腫瘍を引き起こすウイルスはどれか。すべて選べ。(微生物学)
a Mnpus virus
b Epstein Barr virus
c Vallcella zoeter virus
d Human papilloma virus
e Human Tcell leukemia virus type1

解答:b,d,e

解説:微生物学より、ウイルスと悪性腫瘍についての出題です。
それぞれのウイルスの特徴はここで押さえておきましょう。

~ウイルス~
Mnpus virus (ムンプスウイルス)
・流行性耳下腺炎の原因
・成人以降の発症で睾丸炎・膵炎・髄膜炎を併発する
Varicella zoster virus (水痘・帯状疱疹ウイルス)
・水疱、帯状疱疹、Ramsay-Hunt症候群の原因となる
・治療はアシクロビル、ビダラビン
Epstein Barr virus 
・B細胞に感染、ほとんどが不顕性感染
・伝染性単核球症(通称:Kissing disease):リンパ節腫脹。ペニシリンは無効、
Paul-Bunnellテスト
・上咽頭癌、バーキットリンパ腫、毛様白板症(HIVの時)の原因となる
ヒトパピロ-マウイルス(Human papilloma virus)
・乳頭腫・子宮頸癌の原因となる
ヒトT細胞性白血病ウイルス(Human Tcell leukemia virus type1)
・九州・四国に多い
・性行為・母乳で感染
・脾腫、肝脾腫、リンパ節腫脹、高Ca血症
・HTLV-1の臨床経過は急性から慢性まで様々

3. 歯肉縁上歯石と比較した歯肉縁下歯石の特徴はどれか。1つ選べ。(歯周病学)

a 灰白色を呈する。
b 好発部位を有する。
c 除去が容易である。  
d 層状構造が明瞭である。
e 歯肉溝滲出液由来である。 

解答:e

解説:歯周病学から、歯石に関する出題です。
それぞれの特徴をまずは押さえましょう。

~歯石の種類~

歯肉縁上歯石
・唾液由来である
・灰白色を呈する
・層状構造をなし、除去が容易である
・好発部位を有する(上顎大臼歯部頬側・下顎前歯舌側)
歯肉縁下歯石
・歯肉溝滲出液由来
・黒色を呈する
・好発部位は特にない

ラストです。

4.歯科用実体顕微鏡で確認できるのはどれか。すべて選べ。(歯内療法)
a 破折ファイルの長さ
b 根管壁穿孔の有無
c 根管充填の緊密性
d 歯根縦破折の有無
e 根管内細菌の存在

解答:b,d


解説:歯内療法学から歯科用実体顕微鏡についての問題です。
試験頻出の分野です。
特に、どのようなものが分かるかは的確に押さえておきましょう。

~顕微鏡下の歯内療法~

・5~20倍程度の拡大率で用いる
・穿孔部や歯根破折の有無の確認に有効
あくまで上から見ているものなので、破折ファイルの長さは分かりません。

いかがでしたでしょうか?
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執筆
東京デンタルスクール 教務主任
岩脇 清一

監修
東京デンタルスクール 塾長
岡田 優一郎