2017年3月18日土曜日

110回 歯科医師国家試験 大学別合格率


歯学部1年生~6年生の現役生、留年生、国試浪人生
の進級、CBT、歯科医師国家試験対策のマンツーマン個別指導。

東京デンタルスクール 塾長の岡田です。

2017年に行われた110回歯科医師国家試験。

最新の110回歯科医師国家試験(2017年)
の国家試験の合格率(総数)は

受験者数3049名中、合格者数は1983名。


2000名

前回に続きを下回る結果となりました。

合格率は65パーセント

現在の私立歯科大学では、
低学年からの留年や卒業試験の 難関化などにより
留年者数増加によって「卒業出来ない学生」が増加。

現在、留年せず卒業して
国家試験に合格できるのは 時に2~3割と厳しい現状です。

歯科医師国家試験は、近年の傾向として難関化だけでなく、
医学領域への拡大や、医学英語、思考型問題への変換
など 多くの変革が行われています。

100名中半数が留年するという大学も増加している中、
予備校や実態を把握するのに参考になるのは、

6年生(出願者数)に対する合格率
例えば

100名中80名卒業で40名の合格の場合、
受験者当たりの卒業は50パーセント。

100名中60名卒業で35名合格の場合の
受験者当たりの卒業は58パーセント。

受験者あたりでみると後者が良いと
感じてしまいますが、
実際には前者が良い成績を残しています。

そのため、出願者(6年生)に対する合格率
予備校が参考にする実態の数値です。

すると、40パーセント、35パーセントの合格率。
しっかりとした大学の実力に近い数値が出ます。



110回 歯科医師国家試験では、
昨年の予想通りまさに「戦国時代」のような様相を呈しています。



110回歯科医師国家試験
私立歯科大学 合格率(総数)の順位は


1位 東京歯科大学
2位 昭和大学歯学部
3位 日本大学松戸歯学部


本年度、初めて私が母校の
日本大学松戸歯学部での国家試験対策の
授業を数回担当させて頂く機会を賜り、3位になった
という学生様の頑張りに感動でした。

(東京デンタルスクール 塾長 岡田優一郎(歯科医師) 
日本大学松戸歯学部卒業 学部長賞 受賞)
























上位校より108回~110回歯科医師国家試験の推移を見てみましょう。























上位校は合格率の変化が少ないということが特徴といわれています。
1位の東京歯科大学は伝統校で不動の1位

しかし、教育システムの変更や、
108回より段階的に低下していることにより、
歯学教育業界で注目されています。

日本大学歯学部(駿河台)は、安定した合格率を維持していましたが、
今回は少し順位を落とす結果となりました。

日本大学松戸歯学部の合格率は急上昇を呈しました。

日本大学は駿河台、松戸歯学部ともに上位校の中で存在感を見せています。


次に合格率15~65パーセント以下の歯科大学大学をみていきましょう。






歯科医師国家試験合格率25%~65%の歯科大学の熾烈な
順位争いは例年最も大きい変化を見せます。

歯学部入学に際しては合格率の高い歯科大学が注目されるので、
この間の数値の変化は大きな意味をなします。

松本歯科大学では、教育や受講料の変更などもあり、急激な伸びを示しています。
108回の合格率が低いという歯科教育界イメージを払拭する結果となりました。

日本歯科大学、日本歯科大学新潟校はともに
今回、110回は合格率を落とす結果となりました。

北海道医療大学、明海大学歯学部は合格率上昇となりました。


























110回歯科医師国家試験(~55パーセント)までの合格率の
歯科大学では、福岡歯科大学、鶴見大学歯学部の合格率が低迷

合格率の偏在で、鶴見大学歯学部では学生間で現役生の合格率が15パーセントを
切るという事前の予想もあっただけに、学生や保護者様などの要望により
教育システムの抜本的な改革を願う声も聞こえているといいます。


110回歯科医師国家試験は、基本的な問題が多く出題された
「良問」の問題が揃い、歯学部や予備校からは歯科医師国家試験の
モデルケースになるとの評価も高い理想的な試験となりました。

近年の歯科医師国家試験では、難問・奇問が多かっただけに、
今回のような努力が合否に影響する国家試験試験は高い評価を受けています。


歯学部1年生~6年生、留年生、国試浪人生の
のマンツーマン個別指導  東京デンタルスクール

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