2015年2月8日日曜日

108回歯科医師国家試験 問題・解答予想


108回歯科医師国家試験問題
問題と東京デンタルスクール解答予想


107回国試では合格者約2000名、合格率63.3%、
そして、合格率53.3%(歯科医師会シミュレーション)の
中、緊張して行われた108回歯科医師国家試験。

今回は、108回で出題された問題や内容などを
一部扱っていきます。

下記はすべて解答予想となります。
また、一部問題は不適問題になる場
合がありますのでご注意ください。

正式な解答は厚生労働省からの発表をお待ちください。

また、問題は一部抜粋・改変を行っています。


108回歯科国試では引き続きの医学英語や法医学の
出題もかなりみられました。

今年の国試1題目は英語からスタートでした^^;





108回歯科医師国家試験 1問目

The goal of (   ) is to explain the physical and chemical
factors that are responsible for the origin,
development, and progression of life.

(a)  pedodontics
(b) periodontology
(c) physiology
(d) prosthodontics
(e) psychology




上記は国試の1問目の問題です。英語です^^;
1題目から英語が苦手な人はかなりの衝撃です。
国試は1点不足するかどうかで点と地獄です。
いかに現役生の早い段階からしっかりと進める
必要があるか実感します。

この問題のポイントは文中では
explain(説明する)かもしれません。

英語が苦手でも体や化学物質など説明するのがゴールのような
だいたいのイメージがつかめれば生理学、
つまりphysiologyとわかります。


国試2問目では患者個人情報データを含む医用画像処理 標準規格
について質問がされました。

答えはDICOM(ダイコム)と考えられます。
それ以外のJPG,PNG,BMP,TIFFは拡張子と呼ばれるパソコンの
画像データの保存様式です。


問題は歯科に問われず基礎以外にも多岐にわたり、肝実質
障害時に血液で増加するものは?

解答予想:ビリルビン

のような基本的な問題も出題されました。


法医学では死亡診断書について記載がないのはどれか?
という問いに対し、「職業」が解答予想となります。


108回国試では難しい問題ばかりではなく、
現病歴は主訴についての経過(解答予想)のような
問題も出題されています。

また、国試ではコーンビームCTの機構も出題され、
2次元検出器を使用する(解答予想)も出題されています。

これはコーンビームCTの特徴となっています。


口腔外科は骨髄炎はT2強調像で高信号、
T1は低信号(解答予想)のような基礎的な内容も出題。

血管腫は退色性、被圧縮性(解答予想)のような
キーワードも依然として出題されています。

また、国試にて昔から見ることの多い疾患にについても
サルコイドーシスでリンパ節腫脹(解答予想)のような
少し踏み込んだ内容も出題されています。

上記などでは他の選択肢の削除で解くということも
非常に重要です。

108回歯科医師国家試験ではたとえば、
口腔外科では慢性GVHD
口腔乾燥症、口腔扁平苔鮮様病変(解答予想)
のような既出の問題も多数出題されました。


顎骨のブロック移植でよく用いられる部位2つ
では、下顎枝、オトガイ(解答予想)と考えられます。


上記は大学の授業中の画像など印象が残っていれば
解きやすかったかもしれません。


108回歯科医師国家試験は全体的に前回の107回
に比べて解きやすい問題が多かったというのが受験生の
感想としては多く、105回国試のように基礎的な
問題が多く出題されていました。



もし、合格者数が減少する場合には105回並みの
必修80%、それ以外の領域はそれぞれ70%を
超えるのではないかとも言われています。


しかし、今の国試は何が起きるかわかりません。

今は合格を祈って待つのみです。


バトンはすでに今の5年生に渡されています。


また、英語の問題のようにしっかりと低学年から
勉強を行わないと今の国試で合格を勝ち取ることは
非常に困難です。


2015年は各大学の歯学部が非常に多くの
卒業試験不合格者を出しています。


約半数が卒業という大学も珍しくなくなりました。


1日10時間以上勉強を重ねる学生たちの中で
歯学部の約半数が卒業。そこから約半数の
合格の歯科医師国家試験へと向かっています。


歯科医師会は2014年に新規歯科医師数1500名を
上限と厚生労働省に伝え、厚生労働省は約1200人
と公表されています。(引用:厚生労働省ホームページ

107回国試では1200以上が留年し、
約2000人の合格。


今後、学校や学生間では
1400名程度まで低下するのではないかともいわれています。

少しでも早く、緊張感を持って取り組んでほしいと思います。



東京デンタルスクール 
塾長 岡田
日本大学松戸歯学部 卒業 歯科医師
学部長賞 受賞

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