2014年2月11日火曜日

歯科医師国家試験107回 問題・解答・合格率 


107回歯科医師国家試験
~問題・解答・合格率~

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分からない問題を質問・回答できるフリー掲示板が出来ました。
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マンツーマンの進級、CBT、歯科医師国家試験対策
の個別指導 東京デンタルスクール 塾長 岡田です。

107回 歯科医師国家試験が終わり、あとは結果発表を
待つだけの時期。107回の問題や解答なや国家試験の
難易度などを振り返ってみましょう。
(厚生労働省の正式な解答は発表されていないので
以下は東京デンタルスクールの予想解答となります)


<107回歯科医師国家試験の問題の難易度>
107回の歯科医師国家試験ではいわゆる「変わり年」で
受験生はかなり当日の緊張感はまた異なったもとだったと思います。
今年から法医学の導入がありましたが1年目ということで
異状死体の「司法解剖」という基本的な問題となりました。

107回歯科国試では、幅広い知識はもちろんですが、
受験者からは「日本語の問題」というイメージが強いと
感じている受験生の声が耳に入ります。

例えば正式な回答はまだ出ていませんが、摂食・嚥下異常
が引き起こすことという問いに対して「脱水」が正答予想されます。

もし、脱水が正答であれば
上記のような回答はあまり知識を使わずに
解答を導く必要がある問題に近いといえます。


107回歯科医師国家試験では、重要事項・基本事項は
大学の現役生に学習する内容も多く含まれており、
いわゆる国家試験用のテキストだけでは解けない問題
考えて回答する問題が多く含まれています。

そのため、受験生はテスト終了後、「まったく解けなかったのか
点数はかなりとれた」のかはっきりと自信がもてないと
いうような印象を持たれた生徒さんが多かったのではないかと思います。

また、今回の試験では医科的な問題の拡充が進められているように
採血法では「穿刺はアルコールが乾いた後にする」という採血法や、
骨折の「malgaigne圧痛」など医師・看護師国試的には頻出重要事項
ですが、歯科医師にとっては聞きなれない言葉も見れました。


「開鼻声」というキーワードでは唇顎口蓋裂はもちろん、
粘膜下口蓋裂が解答予想となります。

粘膜下口蓋裂のカルナンの三徴は近年、歯科大学の
定期試験や進級試験で多く採用されているので、
カルナンの三徴の講義がない場合には問題の回答が難しいかもしれません。

また、歯磨剤の成分では知覚過敏や口臭抑制成分ではなく、今年は
殺菌成分の塩化ベンゼトニウムが出題となります。

今年の試験ではカンジダ症も萎縮性カンジダ症が出題されています。
カンジダ=ぬぐって取れるのは偽膜性カンジダ症で、
萎縮性カンジダ症は口角炎などの原因になるという知識が問われています。


クラウンブリッジにあたってはオベイド型のポンティック=抜歯した後の前歯
という頻出内容ではなく、「補綴前処置が必要」という臨床的内容となりました。

これはオベイド型のポンティックを歯肉に入れるために顎堤の粘膜を
凹ます必要があるというイメージがであれば正答になります。

プロビジョナルレストレーションでは、歯肉の排除という問題が
出題されています。

また、今年はクレアチニンクリアランスがGFRを推算できるということや、
ヘマトクリットなど臨床検査についても出題されました。


上記のように107回歯科医師国家試験は既存の内容をもとに
試験当日考えさせる問題や、一歩踏み込んだ問題が出題されました。



東京デンタルスクール 塾長が読みとく107回歯科医師国家試験
~来年度の108回歯科医師国家試験の勉強の参考~


107回国試の出題を見ても歯科・医科の基礎的事項の
出題は続いています。


引き続き基礎的重要事項を押さえながら医科的な分野にも
力を入れていく必要があります。


今回はパーキンソン病について複数回出題されたように
今後はさらに医科と歯科の接点もしっかり押さえていく必要があります。

また、臨床検査の値の意味や、本来の目的、
検査方法の実際まで臨床的な内容を理解していく必要があります。


大学入試でセンター試験の廃止が決定され、普段からの実力試験が
入試に直結するように、

歯科医師国家試験は、国家試験の過去問題を単純に
記憶するだけでなく、低学年からの幅広い知識が求められるようになっていきています。


最近では大学5年生から6年生の進級も院内実習を出ていただけで
進級できる時代は終わり、進級試験から歯科医師国家試験の過去問題の
改変で70%を進級条件とする大学も増え、今後ますます
歯学部 5年生から6年生で留年してしまうことが加速すると考えられています。


6年生に進級した時点で実力がある6年生の中で、
厳しい卒業試験を乗り越えたメンバーが戦う中で全体的な合格が
102回国家試験合格率が約67%。

今後歯科医師国家試験の合格定員を引き下げることを目標とする中、
65%程度の合格率になる日も予想されています。

1日も早い段階で勉強に取り掛かりましょう!


東京デンタルスクール 塾長 岡田
日本大学松戸歯学部卒 歯科医師 学部長賞

大学2年生~6年生、留年生、浪人生のマンツーマンの
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