2013年6月26日水曜日

微生物学 勉強法


微生物学の勉強法

医歯薬看護の微生物学の勉強方法

東京・埼玉・千葉・神奈川 解剖生理学スクール
(土日も開校、個別指導)

http://medico-school.com/anatomy/

03-6802-5260


塾長の岡田です^-^
当スクールには医師・歯科医師・薬剤師・看護師の
講師がおり、微生物学を含めて定期試験・CBT・卒試・
国家試験対策を行っています^0^

今回は微生物学の勉強法です。
微生物学は基礎分野と臨床がありますが、基本的にまず
基礎的な微生物学を学習する必要があります。

微生物学は医歯薬看護で共通ですが、
歯学部の場合には合わせて口腔微生物学を学ぶ必要があります。

どの学部の学習法もいえることですがまずは大きなくくりで
覚えることが重要です。

微生物学といっても細菌、真菌、ウイルス、クラミジア、リケッチア、
マイコプラズマ、寄生虫など様々なのでまずはこれらの大まかな
イメージをつかむ必要があります。

大学によっても重要なポイントは異なりますが、まずは
歴史上重要な微生物や臨床上問題となるものなどから押さえていきます。
また、細菌の場合にはラテン語も合わせてみておく必要があります。

例えば1類感染症はエボラ出血やマールブルグなどの出血熱や
天然痘、ペスト、ラッサ熱など、2類といえば結核、鳥インフルエンザ(N5N1)、
ジフテリアなど、3類といえば細菌性赤痢やコレラ、チフスなどどんどん
覚えていく必要があります(法律なので最新の分類を確認する必要があります。

また、重要なうちの一つが日和見感染などです。
黄色ブドウ球菌、カンジダ、サイトメガロウイルスなどは特に
しっかりと覚えておく必要があります。

また、微生物学ではワクチンの問題も重要になります。
2012年より経口投与から注射に変更になったポリオや、
生ワクチンといえばMR(風疹・麻疹)、BCG、流行性耳下腺炎、
不活性ワクチンといえば日本脳炎、B型肝炎など覚えていく必要があります。

また、微生物の伝播方式も重要です。
インフルエンザなどのように飛沫感染なのか、結核のように
空気感染なのか、それとも経口、直接感染なのかなどしっかり覚える必要があります。

ウイルスでは、DNAかRNAウイルスかなども重要です。

特にDNAウイルスではヘルペスウイルス、B型肝炎ウイルス、アデノウイルス、
RNAウイルスではインフルエンザウイルス、麻疹や風疹ウイルスなどが重要です。

上記のように細菌やウイルスの基礎事項を確認し、
マイコプラズマ(細胞壁がない、治療:マクロライド系など、目玉焼き状コロニー)
などポイントを押さえてゆく必要があります。

性病やオウム病などの原因ともなるクラミジアや、
ツツガムシ病などの原因となるリケッチアなどもしっかりと学習する必要があります。

ツツガムシ病などは数は多くありませんが、
診断が遅かったりするとかなり予後に影響を与えるといわれています。

ツツガムシ病などは死亡例などもあるのでβラクタム系が効かない
時には時に医師の判断でテトラサイクリン系などに変更するなどといった
対応が求められています。

また、海外旅行や秘境ツアーなどに伴って寄生虫の感染症も
医学生などは学んでゆく必要があります。

例えばアマゾンのジャングルツアーや遺跡ツアー、
東南アジアでの屋台でのグルメ、検疫を通していない飲食系
の持ち込んだおみやげなどでは寄生虫の感染もあります。

肺吸虫症などは甲殻類などでも感染するので
生のモクズガニなどでは感染のリスクがあります。

また、コイ類の生食では肝吸症などが疾患として挙げられています。

また、微生物学と食中毒はきってもきれない関係にあります。
シメサバなどの青魚に寄生していることがある寄生虫アニサキスは
生食後に激痛が走ります。

また、最近では水道と微生物学という公衆衛生上の
テーマもニュースなどで挙がります。

河川の中に動物の糞などが入り、その中にオーストがいて
経口感染によりクリプトスポリジウムなどの感染がニュースで
挙がることがあります。これは塩素消毒が無効なので
公衆衛生上のテーマとして挙がることがあります。

また、歯学部では上記のような内容に加えて口腔微生物学
学びます。ミュータンス菌はもちろん、根面齲蝕は
ミュータンス菌に加えてビスコサスなども感染したり
といった風にラテン語でしっかりと覚えていく必要があります。

医学生は気道感染症や最新の論文での日和見感染や耐性菌などの
問題を、歯学生は基礎知識としての基礎微生物学と
将来の歯科医師として口腔微生物学。

薬学生は知識としての微生物学と抗生物質、ウイルス薬との関係
などそれぞれの学生さんは学ぶポイントや見方などは
異なっても微生物学を学ぶ姿勢は同じです。

また、近年では炭疽菌やボツリヌス菌、ペスト菌、そして
天然痘などによるテロも危惧されています。

天然痘は撲滅宣言が出されていますが、
アメリカ、ロシアでは天然痘ウイルスを保管しており、
これらが盗まれたり、あるいは他の場所で保管が
されていた場合などには大きな問題となります。

最近では様々な職種の方が微生物学を
学ぶ機会があります。生物学科や医療職種などの方は
授業のほかに一度しっかりと学習したいということがあります。

解剖生理学スクールには、医師・歯科医師・薬剤師が在籍しており、
解剖学、生理学、病理学、微生物学など様々な基礎医学の
講義を受講いただけます。お気軽にお問い合わせください^^

解剖生理学スクール 塾長 岡田
日本大学松戸歯学部卒(歯科医師) 学部長賞 

東京・埼玉・千葉・神奈川 解剖生理学スクール
(土日も開校、個別指導)

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