2012年10月6日土曜日

4種混合ワクチン 破傷風・ジフテリア・百日咳・ポリオ


4種混合ワクチン 破傷風・ジフテリア・百日咳・ポリオ

東京デンタルスクール(歯科医師国家試験対策) 東京看護国試ゼミナール(看護師国家試験対策)

塾長の岡田です^^

昨日、4種混合ワクチンと狂犬病のセミナーを受講してきました(日本旅行医学会)

今まで3種混合ワクチンは「破傷風、ジフテリア、百日咳
というのは歯科医師国家試験、看護師国家試験で重要なポイントでした。

生徒さんでも「なかなか覚えられない~」という部分です。
今年の9月から今までは生ワクチンだったポリオワクチンが、不活性ワクチンに
切り替わり、今後は今回の4種混合ワクチン接種も始まる予定ということです。


塾長の覚書です。
以下、メモ書きなので内容や、臨床家の方、旅行者に対する内容ではありません。
旅行前のご相談や内容の確認などはトラベルメディスンや感染症科の
医院などにご相談ください。

ワクチンセミナー(アステラス製薬 様)

ポリオはエンテロウイルス属に属しており、3~6日の潜伏後、発熱、麻痺
などを特徴とする疾患で、エジプト時代からみられていたようです!


日本は今まで生ワクチンであるポリオワクチンの経口摂取でしたが、
9月より注射で行う不活性ワクチンが始まりました。

日本も1960年ごろ不活性ワクチンを行っていましたが、4回接種しなかったり
ということが原因と考えられることでポリオが発症したケースなどがあり、
簡便な生ワクチンを使用することになったということです。

今後は4種混合に移行する予定ということでますます簡便になりそうです。

「狂犬病ワクチンの効用と重要性」
都立駒込病院 感染症科 柳澤如樹 先生のご講演

狂犬病は潜伏期1~3か月(時にはそれ以上)で発症すると100%
死亡するという発症すると恐ろしい病気でワクチンによる予防が重要です。

狂犬病はラブドウイルス科リッサウイルス本鎖RNAで
弾丸様の形をしているそうです。

狂犬病ウイルスは、乾燥や熱、紫外線、界面活性剤(石鹸など)
で不活性化されるということで、石鹸で不活性化という点については驚きです。

日本では狂犬病は近年では、東南アジアなどで犬にかまれる
ということが危惧されています。インド、中国、東南アジアなどで多くみられます。

犬だけではなくてもほとんどの哺乳動物、ジャッカル、コヨーテ
キツネ、コウモリ、マングース、アライグマ、スカンク、サルなどでみられるそうです。

狂犬病は噛まれたり、傷口に唾液が触れることによって感染ということは
よく知られていますが、実験室など特殊な状況下の一部の条件では
エアロゾルの経気道感染や、死体などの皮膚感染、臓器移植などのケースもみられるそうです。

狂犬病の症状としては咬傷部位の疼痛、かゆみや、発熱、
その後、恐水発作、恐風症状、麻痺などがみられるそうです。
恐水発作では、水が飲みにくいなどのケースもみられるということです。

では、海外旅行時など動物にかまれた場合などはどうすればいいのでしょうか?
まず、出来ることは傷口をよく洗い、石鹸で洗うことが重要で、
その後、アルコールやポピドンヨードなどで消毒し、
その後はリスクに応じた対応をとるとのことでした。

軽くかまれた、出血の無い小さいなひっかき傷、擦り傷などは
帰国前よりただちにワクチン接種、傷がある皮膚をなめられたり
コウモリの暴露などではただちにワクチンとグロブリンを摂取するとのことでした。
グロブリンは咬傷部位、残りがあれば肩に筋肉注射するとのことです。

また、海外でリスクのある可能性には、ワクチンの予防接種も検討する必要があります。
WHOのスケジュールでは、1か月ほど、日本式では1年近くかかってしまいます。

今回は、4種混合ワクチンと狂犬病についてセミナーの覚えている内容を
覚書として書いていますので、内容などについて保証するものではありません。
生徒さんに対してのコラム的な要素が強いので、臨床諸家の
先生方や、旅行者などの方に内容を保証するものではありませんので、
内容や渡航前相談はトラベルメディスンの診療所にてご相談ください。


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