2012年5月28日月曜日

法医学

法医学・法歯学

「テレビで、白骨した死体が見つかり・・・」

とはじまり、1週間もたたないうちに通常身元が分かる
ケースが多々あります。

このような学問を扱うのが法医学です。
法医学教室は医学部・歯学部に設置されています。
(すべての大学に設置されているわけではありません)

日本だけではなく、海外ドラマの影響も受けてこの法医学
という学問はずいぶんと身近な存在になりました。

死後~時間経過といったような推測もこの法医学の
学問によるところが大きいです。

法医学は、このような事件だけでなく、法律と医学の
全体を扱っているので医療過誤など医事の内容全般を扱っています。

歯学部でもこの法医学の授業があり、法医学教室があれば
講師が、いない場合には外部の法医学者に来ていただきます。

医師国家試験にはこの、法医学の問題(法律や死亡推定時刻)
などが出題され、歯科医師国家試験では法律が中心となります。

歯科医師が法医学を学ぶ意義は高く、主に活躍は身元確認
になります。DNAは熱などによって破壊されますが最後まで
歯は残ります(骨も残りますが有機質が多いので歯より崩壊しやすい)

死体現象としては様々なものがありますが、

死後冷却
死後硬直
死斑
角膜混濁

が早期死体現象としては重要です。
今回はあくまで基本の流れを見ていきましょう。
(実際には気温や湿度、その他さまざまな要因によって変化します)

死後冷却は死亡後10時間までは1時間ごとに1℃
その後は0.5℃で外気温まで低下します。

死亡後、2時間ほどで死後硬直と死斑が始まります。
死後硬直は顎や頚の関節からはじまり、
6時間後には死斑は著名となり、死後硬直は全身関節に及びます。

その後、12時間後には、死斑は固定(指圧によって消退しなくなります)
また、死後硬直は最高に達します。この頃から角膜混濁が出現します。
(24時間後は角膜が白濁)

このような様々な兆候や環境、データから死亡推定時刻が導き出されます。

学会としては日本法医学会、日本法歯科医学会があります。
(塾長は日本法歯科医学会の会員)

解剖生理学スクールでは、歯科医師・看護師・柔道整復師・
あん摩マッサージ師などの解剖学・生理学・微生物学などの
基礎医学の講義を行っています。家庭教師または予備校での授業。

もちろん、法医学の学習サポート講義も行っておりますので
お気軽にお問い合わせください。

法医学
日本法医学会
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