2012年5月28日月曜日

全身疾患 歯科治療

解剖生理学スクール 東京デンタルスクール 

今回は全身疾患と歯科治療について少しミニ講義を行っていきます。
歳を重ねるほど若い時にはかかりにくい様々な病気が現れます。
高血圧(HT)、糖尿病(DM)をはじめ、様々な疾病があります。

今回は糖尿病など少し暗記しましょう!

糖尿病(DM)
糖尿病といえば医療関係者でしらない人はもちろんいないわけですが、
その時に注意することなどについては逆に油断する可能性もあるので
最低限のことはしっかり覚えていきましょう。略語DMも覚えよう!
糖尿病はなんといっても感染のコントロールが大事です。
易感染性なので重度の場合にはHbA1cなどもしっかり見ていきましょう。
また、他の疾患も併発している場合が多いのでこれも必要です。
低血糖(意識があればアメ玉、重度では静脈路確保してブドウ糖注入もありえます
高血糖状態は低血糖に比べて臨床的に頻度は低いですが知識として覚えましょう!

それでは、次のテーマに行きましょう!

「ちょっと待て!エピネフリン使えません!」
エピネフリンを使うことが良くない・禁忌なものがあります。
様々なものがありますが、少し油断すると危ないのが
緑内障と甲状腺機能亢進症
問診などでしっかり確認して行く必要があります!

不整脈
不整脈があると、ペースメーカーをしている可能性があります。
電気メスや電気的根管測定は禁忌です!

貧血
貧血には溶血性貧血、悪性貧血、そして、鉄欠乏性貧血などがありますが、
なんといっても鉄欠乏性貧血が臨床上重要です。
女性は生理があるので特に意識する必要があります。
通常、使うセフェム系抗生物質は鉄剤と禁忌なので覚えておきましょう。

次に妊婦さんを見ていきましょう。
妊娠中の薬剤投与はしないほうが良いに決まっていますが、
感染症や鎮痛薬など投与しなければならない場合も数多くあります。
妊娠中の鎮痛薬としてはアセトアミノフェンが一番無難です。
逆にジクロフェナク、ロキソプロフェン、インドメタシンなどは禁忌です。
イブプロフェンなどについては妊娠末期に注意が必要で、
有益性などが考慮されます。
様々な全身疾患と併発している場合など不明な点があれば
婦人科・産婦人科の担当医と確認することが重要です。

ここからは看護師、柔道整復師、あん摩マッサージ師など
医療職にかかわらず医学一般の情報をご紹介していきます。

メディカルスクール 医学見聞録
医学のスタンダードを確実に押さえる!

糖尿病
先ほども糖尿病を扱っていきましたが、
ここではさらに重要事項の復習を行います!

糖尿病といえばインスリンの話は欠かせません。
歯学性、看護学生にインスリンの働きは?と質問してみます。

・・・

血糖値を下げる

・・・

そうです。その通りです。Good!

インスリンは細胞に糖の取り込みを促進して、糖をグリコーゲンとして
肝臓や筋肉に貯蔵して、さらに脂肪として貯蔵されます

こう解答できるとさらにMASTですね!
ちなみにインスリンの注射後は揉まないほうがいいです
速く吸収されてしまうからね!

ちなみに糖尿病で有名な検査はOGTTがあります。
これは75gのブドウ糖水溶液をとり、2時間後に測定するものです。
基準値は2時間値で200mg/dlです!

糖尿病が重度、長期間つづいて合併症が引き起こされると様々な
疾病を引き起こします。

特に3大合併症はしっかり覚えましょう。

網膜症
腎症
神経障害

です。

網膜症は、治療としては光凝固術や硝子体手術があり、網膜剥離に
対してガスを注入する場合には術後、
3日~5日の腹臥位・うつむいた座位が必要です。


今回は、ここまで覚えていきたいところです!
歯科医師国家試験、看護師国家試験、解剖学定期テストなど
メディカルスクールは1ヶ月間だけからの家庭教師、または
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