2012年5月25日金曜日

染色法 予防接種

解剖生理学スクール 東京デンタルスクール

今日のプチ講義は染色法です。
染色法といえば、臨床検査の人しかあまりなじみがないかも
しれませんが、一般的なものなどしっかり覚える必要があります。

もちろん定期テスト、医系の国家試験にはどんどん出てきますよー

通常の組織の染色といえばヘマトキシリン・エオジン染色。
これは、あまりに基本すぎて覚えるまでもないかもしれません。

ではいくつかご紹介!

メチレンブルー→細胞の生死
PAS染色→心筋や粘液を孫目る
パパニコロ染色→細胞診(腫瘍)で使う。
グロコット染色→カンジダ症
DOPA染色→メラニン
SudannⅢ染色→脂肪染色
Ziel-Neelsen染色→結核
Congo-Red染色→アミロイド染色

最低限、これくらいは覚えましょう!


さて、今日は一風変わって歯科の内容も少しご紹介。
ここの欄は歯科医師限定の内容です。
この欄が終わったら毎回おなじみ医学プチ講義です。

セメントといえばグラスアイオノマーセメントは欠かすことが出来ません。
臨床でもけっこう使います!
フッ素が出るので、歯髄に近い場合、う蝕の可能性を否定できない部分が
ある場合にはグラスアイオノマーを使いやすいです。
グラスアイオノマーには酒石酸が入っています。
この役割はけっこう聞かれます
入れることによって
審美性向上(いいね!)
強度向上
練和性の改善、効果もシャープ
といいことずくめです!これをしっかり覚えましょう!

次は矯正のプライヤーです。
それぞれどのプライヤーを使うか名前を覚えましょう。
角線→Tweedのアーチベンディングプライヤー
主線→Yongのプライヤー、Pessoのプライヤー
結紮用→ホウのプライヤー、ユーティリティープライヤー、リガチャープライヤー


これらをしっかり名前覚えましょう!
それにしても矯正はかなり専門的に勉強しないと臨床では使えません。
そのため、歯科医師としてはインプラント、矯正に特化することが
これから差をつけるために必要です。
インプラントは様々なコースが準備され、できる歯科医師はかなり多くなりました。


医学プチ講義 
医学見聞録。医療関係者の勉強の場です!

予防接種
最初のテーマは予防接種
予防接種は生ワクチン不活性ワクチンがあります。
生ワクチンは名前の通り弱くしてあるけど「生のワクチン」です!
なので、免疫が極端に弱かったりすると感染のリスクもあります
100万分の1で麻痺がおこります)

海外では、不活性ワクチンなど日本では承認されていないワクチンが数多くあります。
そのため、日本では徐々にこのワクチンの承認に力を入れ始めています。
ポリオワクチンも2012年9月より生ワクチンから不活性ワクチンに変わります
フランスでは30年以上前から利用されていました。
日本としては申請から異例の承認スピードです。
生ワクチンの時は経口でしたが、不活性ワクチンは接種に変わります。

副作用としては、まれに
不活性ワクチン→接種後1日以内にアレルギー反応
生ワクチン→接種後10日~14日
程度の期間で起きることが多いといわれています。

次に今回は川崎病について見聞を広めましょー
川崎病は皮膚や、粘膜、リンパ節が侵される急性の熱性疾患で、
1歳前後で最も多く発症します。ほとんどは3~8週間で治癒します。
治療方法は根本的な治療はないので、対症療法(発熱などに対して)や、
動脈瘤の予防的な療法がおこなわれます。また、
γーグロブリンの大量投与で解熱も得られます。

さて、今回は
細菌などの染色法、歯科(材料と矯正学)、ワクチン、川崎病について
プチ講義を行っていきました。

歯科医師の皆さんは
2年生のうちに解剖学など基礎的な知識をしっかり勉強して
CBTや歯科医師国家試験に備える必要があります。
1か月からの定期テスト対策、歯科医師国家試験対策の
東京デンタルスクールにお気軽にお問合せください。

また、看護師、柔道整復師などを目指す方々や、
整体師・カイロプラティックの皆さんなど基礎医学を学びたい方
の対象の解剖生理学スクールでは解剖学、生理学、微生物学など
基礎医学の講義を受講いただけます。

ぜひ、お電話などお気軽にお問い合わせください

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